プログラム開発管理機能(PDM)
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PDMは、ライブラリーレベル、オブジェクトレベル、メンバーのレベルについて、プログラム開発に必要な処理を
コマンドを知らなくても実行できるように、体系的にまとめたものです。
しかも、SAAの体系にのっとって整理され、バルク処理も可能でシステム開発の能率向上に威力を発揮します。



PDMの起動

PDMの起動は、コマンドでSTRPDM(START PDM)を入力し、実行キーを押します。
次のようなPDMのメニュー画面になります。
                      AS/400 プログラム開発管理機能 (PDM)                      
                                                                               
  次の1つを選択してください。                                                 
                                                                               
      1. ライブラリーの処理                                                    
      2. オブジェクトの処理                                                    
      3. メンバーの処理                                                        
                                                                               
      9. ユーザー定義オプションの処理                                          
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
  選択項目またはコマンド                                                       
 ===>                                                                          
                                                                               
 F3= 終了    F4=プロンプト    F9= コマンドの複写        F10= コマンド入力         
 F12= 取消し               F18= 省略時の値の変更                               


AS/400では、ライブラリー、オブジェクト、メンバーの3階層で管理をしています。
PDMではその階層に応じた処理ができ、その処理は番号で選択します。


ライブラリーの処理

ライブラリーの処理を行うには、メニュー番号1を入力して実行キーを押します。
下図のような、ライブラリー指定の画面が表示されます。(画面の一部です)
ここでは、ライブラリーの名前、または総称名などを指定します。
                          処理するライブラリーの指定                           
                                                                               
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。                               
                                                                               
    ライブラリー  . . . . . . . .   *ALL         *LIBL,  名前, * 総称 *, *ALL,
                                                 *ALLUSR, *USRLIBL, *CURLIB    
                                                                               
                                                                               
                                                                               


ライブラリーの指定はつぎのとおりです。
*LIBL 現行ライブラリー・リストを表示
*ALL 全てを表示
総称名 ABC*のように入力すると、ABCで始まる全てを表示
*ABCを入力すると文字ABCで終わるすべての項目のリストを表示
*ABC*を入力すると、ABCを含む全ての項目のリストを表示


くわしくは、実際の画面の入力フィールドにカーソルを当て、HELPキー(またはF1キー)を
押してみてください。下記のようにライブラリーヘルプのメッセージが表示されます。
                             処理するライブラリーの指定                         
                                                                                
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。                                
                                                                                
    ライブラリー  . . . . . . . .   *LIBL        *LIBL,  名前, * 総称 *, *ALL, 
               ................................................................ 
               :                     ライブラリー−ヘルプ                      : 
               :                                                              : 
               :  処理したいライブラリーを指定するためには,このプロンプトを      : 
               :  使用してください。ライブラリー・リスト,ライブラリーのリス      : 
               :  ト,ライブラリーのリストのサブセット,または特定のライブラ      : 
               :  リーを処理することができます。次の中から選択してください。      : 
               :                                                              : 
               :  *LIBL                                                       : 
               :      現行ライブラリー・リストを表示するためには, *LIBL を      : 
               :      入力してください。このリストは,ジョブのライブラリー・      : 
               :      リストと同じ順序になっています。                          : 
               :                                                              : 
               :  *USRLIBL                                                    : 
               :                                                    続く ...  : 
               :  F2= 拡張ヘルプ   F10= 最初へ移動          F11= 見出し検索     : 
               :  F12= 取消し   F13= 情報援助   F20= 拡大   F24=キー の続き       : 
 F3= 終了    F :                                                              : 
               :..............................................................: 


ライブラリーに*LIBLを入力すると下図のような画面が表示されます。
                         PDM を使用したライブラリーの処理              S123456 
                                                                                
  リスト・タイプ  . . . .   *LIBL                                               
                                                                                
  オプションを入力して,実行キーを押してください。                              
   2= 変更           3= コピー    5= 表示      7= 名前の変更                    
   8= 記述の表示     9= 保管     10= 復元     12= 処理 ...                      
                                                                                
 OPT  ライブラリー     タイプ       テキスト                                               
      QSYS        *PROD-SYS   システム・ライブラリー                            
      QSYS2       *PROD-SYS  CPI のシステム・ライブラリー                       
      QHLPSYS     *PROD-SYS                                                     
      QUSRSYS     *PROD-SYS                                                     
      QPDA        *PROD-PRD                                                     
      WRKLIB      *TEST-USR  TEST-LIB FOR PDM2              BY K.ISHIOKA        
      QGPL        *PROD-USR                                                     
      QTEMP       *TEST-USR                                                     
      QEVX        *PROD-USR                                                     
                                                                       続く ... 
  パラメーターまたはコマンド                                                    
 ===>                                                                           
 F3= 終了           F4=プロンプト           F5= 最新表示       F6= リストへ追加    
 F9=コマンド の複写    F10=コマンド 入力       F23=オプション 続き    F24=キー の続き       
この画面ではオプション番号を指定することにより、各種の処理が可能です。
12よりあとのオプションはF23キーを押すと表示されます。

OPT 処理 説明
変更 ライブラリータイプとテキストの変更を行います。
コピー ライブラリーのコピーを行います。
表示 そのライブラリーのオブジェクトの一覧を表示します。
名前の変更 そのライブラリーの名前の変更をします。
記述表示 ライブラリーのタイプ、テキストのほか、作成情報(作成者、タイムスタンプなど)、
変更使用状況、保管復元情報などを表示します。
保管 ライブラリーの保管(SAVLIB)を行います。
10 復元 ライブラリーの復元(RSTLIB)を行います。
12 処理 オブジェクトレベルの処理を行います。
13 テキストの変更 テキストの変更と使用日数をリセットを行います。
20、21 リスト内の移動 オプション20の行を21の前に移動します。20と21の組合せで使用
20、22 リスト内の移動 オプション20の行を22の後ろに移動します。20と22の組合せで使用
23 リストからの除去 ライブラリーの一覧から除去します。(削除ではありません)

Fキーの機能
F1 ヘルプ 該当フィールドにカーソルを押すと、ヘルプテキストを表示します。
F3 終了 ライブラリーレベルの処理を終了し、PDMメニューに戻ります。
F4 プロンプト OPTフィールドに番号を入力してF4キーをおすと、プロンプトが表示されます。
F5 最新表示 画面を最新状態に再表示さいします。
F6 新規追加 一覧へ追加 ライブラリーを一覧表に追加します。
F9 コマンド複写 先にコマンド行に入力されたコマンドを複写します。
F10 コマンド入力 コマンド入力画面に変わります。(F12でもどります。)
F23 オプション続き 表示されているオプションの残りを表示させます。
F24 F24の続き 表示されているFキーの残りを表示させます。
F11 表示形式変更 テキストを表示する形式から、名前とタイプのみの一覧のスタイルに変更します。
F12 取り消し 一つ前の処理するライブラリーの指定の画面に戻ります。
F13 反復 そのフィールドより後ろにオプション番号を反復入力します。F5でもとに戻ります。
F16 省略値の変更 タイプ、テキストを一覧で変更させるかどうかなど、各種設定の変更処理をします。


オブジェクトの処理

PDMメニューで2のオブジェクトの処理を選択します。
                      AS/400 プログラム開発管理機能 (PDM)   
                                                            
  次の1つを選択してください。                              
                                                            
      1. ライブラリーの処理                                 
      2. オブジェクトの処理                                 
      3. メンバーの処理                                     
                                                            
      9. ユーザー定義オプションの処理                       
                                                     

画面は、処理するオブジェクトの指定の画面が表示されます。

                        処理するオブジェクトの指定                             
                                                                               
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。                               
                                                                               
    ライブラリー  . . . . . . .                *CURLIB, 名前                   
                                                                               
    オブジェクト:                                                             
      名前  . . . . . . . . . .   *ALL         *ALL, 名前, * 総称 *           
      タイプ  . . . . . . . . .   *ALL         *ALL, *TYPE                     
      属性  . . . . . . . . . .   *ALL         *ALL, 属性, * 総称 *           
                                               *BLANK                          
                                                                               

ここでは、次のように、ライブラリー、オブジェクトの名前、タイプ、属性を指定します。

ライブラリー

次のように指定します。

*CURLIB のときは「現行ライブラリー」が指定されます。
現行ライブラリーの指定がないときはQGPLになります。
名前の場合は指定するライブラリー名を入力します。


オブジェクト
次のように処理一覧表に含める、オブジェクト名前、タイプ、属性を指定します。
名前 *ALL そのライブラリーの全てのオブジェクトが表示されます。
名前 その名前のものだけが一覧に表示されます。
総称 ABC*とするとABCで始まる名前のものすべてが、
*ABCとすると、ABCで終わる名前のものすべてが、
*ABC*とすると、文字列ABCを含む全てが選択されます。
タイプ   オブジェクトのタイプを指定します。例:下記を参照してください。
属性    オブジェクトの属性によってサブセットを得る場合に指定します。
タイプの例:*FILE(ファイル) *PGM(プログラム) *USRPRF(ユーザー・プロファイル)


オブジェクトの属性

オブジェクトの属性をサンプル(一部)で示します。
CBL COBOL
CBLLE 統合化言語環境 COBOL
CLP 制御言語
CMD コマンド
DSPF 表示装置ファイル
LF 論理ファイル
PF-DTA 物理ファイル−データ
PF-SRC 物理ファイル−原始
PLI PL/I
PRTF 印刷装置ファイル
RPG RPG
RPGLE 統合化言語環境 RPG AS/400 版
処理するオブジェクトの指定で各項目に入力して実行キーをおすと、下図のようなオブジェクトの一覧が表示されます。
                          PDM を使用したオブジェクトの処理             S123456  
                                                                                
  ライブラリー . .   WRKLIB            位置指定 . . . . . . . . .               
                                       タイプの位置指定 . . . . .               
                                                                                
  オプションを入力して,実行キーを押してください。                              
   2= 変更     3= コピー     4= 削除     5= 表示     7= 名前の変更              
   8= 記述の表示             9= 保管    10= 復元    11= 移動 ...                
                                                                                
 OPT  オブジェクト    タイプ        属性        テキスト                                  
 __   @CVTCTOR    *PGM        RPG         CVT  COBOL TO RPG                     
 __   @DOC        *PGM        CLP                                               
 __   @EDT        *PGM        RPG         CVT  COBOL TO RPG                     
 __   @MORNING    *PGM        CLP                                               
 __   @RGZPFM     *PGM        CLP                                               
 __   ACTJOBL     *PGM        CLP                                               
 __   CHGCRTAUT   *PGM        CLP          ワークの権限リスト変更  (LXWK,1,2,,9 
 __   CHGPACDTAC  *PGM        CLLE         データ4040の置換え変更           
                                                                       続く ... 
  パラメーターまたはコマンド                                                    
 ===> _________________________________________________________________________ 
 F3= 終了              F4=プロンプト           F5= 最新表示       F6= 作成         
 F9= コマンドの複写    F10=コマンド 入力       F23=オプション 続き    F24=キー の続き    


位置指定、タイプ指定

オブジェクトの一覧が多いとき、オブジェクト名とタイプを指定して、一覧を位置づけできます。
位置指定のみの場合 : 最初のその名前の位置から表示されます。
オブジェクト指定の場合 : 該当オブジェクトの中で、最初のその名前の位置から表示されます。
位置指定を入力しないとそのオブジェクトの最初に位置づけられます。


オプション

オプションは下記の通りです。画面に表示されていないオプションはF23キーを押すと表示されます。
変更 オブジェクトタイプに応じて,CHGXXXコマンドを呼び出します。
例:*PGMのとき、CHGPGM,*FILE(PF)のとき、CHGPFなど。
コピー CRTDUPOBJコマンドで該当オブジェクトの複製を作ります。
削除 オブジェクトタイプに応じて,DLTXXXコマンドを呼び出し削除をします。
表示 オブジェクトタイプに応じて,DSPXXXコマンドを呼び出し,オブジェクト(由来)情報を表示します。
名前の変更 RNMOBJコマンドによって、名前を変更します。
記述の表示 記述および、最終使用日、使用回数などの実績情報を表示します。これによって、使用されていない
プログラムをしることができます。
保管 SAVOBJコマンドでそのオブジェクトを保管します。
10 復元 RSTOBJコマンドでそのオブジェクトを復元します。
11 移動 そのオブジェクトを別のライブラリーへ移動します。QTEMPへは移動させることはできません。
12 下位処理 メンバーレベルの処理を行います。
13 テキストの変更 CHGOBJDコマンドで、テキスト変更、使用日数のリセットを行います。
15 ファイルコピー CPYFコマンドでファイルのコピーをします。*PGMのようなタイプには使用できません。
16 実行 CALLコマンドで実行します。
18 DFUによる変更 UPDDTAコマンドによって、仮DFUプログラムを作成し、データ変更をします。
*FILEタイプの属性PF−DTAかLFのみ有効です。
25 文字列検索 ファイルのデータの文字列を検索します。PF−DTAとPF−SRCのみ有効です。
26 プログラム作成 *SRVPGM, および *BNDDIR だけです。
27 サービスプログラム作成 *SRVPGM, および *BNDDIR だけです。
34 対話式ソース・デバッガー STRISDBコマンドによる対話式デバッグモードの開始
54 比較 CMPPFMコマンドにより、2つの物理ファイルメンバーの内容の比較を行います。


Fキー
F1 ヘルプ 各フィールドにカーソルを置きF1を押すとヘルプメッセージが表示されます。
F3 終了 オブジェクトレベルの処理を終了します。PDMメニューに戻ります。
F4 プロンプト オプションフィールドにオプションを入力し、F4キーをおすとプロンプト画面が表示されます。
F5 最新表示
F6 作成 CRTXXXコマンドの一覧のメニューを表示します。
F9 コマンド複写 先に発行したコマンドを複写します。
F10 コマンド入力 コマンド入力画面に変わります。F12で戻ります。
F11 名前とタイプ表示 名前とタイプのみの表示形式に変更します。
F12 取り消し 処理するオブジェクトの指定の画面に戻ります。
F13 反復 オプション入力したフィールドから後ろ、同一オプションを繰り返しセットします。
F5でリセット。
F14 サイズ表示 属性の代わりにサイズを表示します。再度のF14で元に戻ります。
F16 ユーザーオプション ユーザー定義オプション編集画面を表示します。
F17 サブセット 名前、タイプ、属性、オブジェクトのサイズでサブセットを作成表示します。
F18 省略時の値の変更 省略時の値の変更の画面を表示します。(PDM省略時の値の変更を参照)
F21 リストの印刷 一覧表を印刷します。
F23 オプションの続き オプションの続きを表示します。
F24 Fキーの続き Fキーガイドの続きを表示します。


パラメータまたはコマンド

オプションがパラメータを必要とする場合、パラメータを入力します。
オプション番号を入力していない場合、コマンドを入力できます。



メンバーの処理

メンバーの処理はPDMメニューにおいて、3のメンバーの処理を選択します。
                         処理するメンバーの指定                                
                                                                               
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。                               
                                                                               
    ファイル . . . . . . . .   QRPGSRC       名前,リストは F4                 
                                                                               
      ライブラリー . . . . .     WRKLIB      *LIBL, *CURLIB, 名前              
                                                                               
    メンバー:                                                                 
      名前 . . . . . . . . .   *ALL          *ALL, 名前, * 総称 *             
      タイプ . . . . . . . .   *ALL          *ALL, タイプ, * 総称 *, *BLANK   
                                                                               
                                                                               
(画面の一部のみ表示です。)

ファイル

ソースファイルまたは、物理ファイルを指定します。一覧が必要なときはF4キーを押します。


ライブラリー

上記ファイルが入っているライブラリーを指定します。


メンバー

メンバー名、タイプを入力します。メンバー名は*ALL,名前または総称名を入力します。
タイプは、PF,LF,DSPF,PRTF,RPG,RPGLE,CBL,CBLLE、CLP,CMDなどです。

                           PDM を使用したメンバーの処理                S123456 
                                                                               
  ファイル . . . .   QRPGSRC                                                   
    ライブラリー .     WRKLIB                位置指定  . . . . . .__________   
                                                                               
  オプションを入力して,実行キーを押してください。                             
  2= 編集     3=コピー     4= 削除     5= 表示     6= 印刷     7= 名前の変更     
  8= 記述の表示    9= 保管   13=テキスト の変更     14=コンパイル   15=モジュール 作成 ... 
                                                                               
 OPT  メンバー       タイプ        テキスト                                             
 __   @CHKYMD     RPG          日付チェック                                    
 __   GF910       RPG          通し番号採番                                    
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                               
                                                                          終り 
  パラメーターまたはコマンド                                                   
 ===> ______________________________________________________________________   
 F3= 終了         F4=プロンプト            F5= 最新表示          F6= 作成         
 F9=コマンド の複写  F10= コマンド入力     F23=オプション の続き     F24= キーの続き  
位置指定

メンバーが多いとき、メンバー名を入力して位置指定ができます。
*TOPのときリストの最初に、*BOTのとき、リストの終りに位置付けられます。

オプション

オプションは下記の通りです。画面に表示されていないオプションはF23キーを押すと表示されます。
変更 STRSEUコマンドでSEUを呼び出します。ファイルが物理ファイルのときは使用できません。
コピー CPYSRCFコマンドでメンバーをコピーします。
削除 RMVMコマンドでメンバーを削除します。
表示 STRSEUコマンド(オプション5)でメンバーを表示します。
印刷 STRSEUコマンド(オプション6)でメンバーを表示します。
名前の変更 RNMMコマンドでメンバーの名前を変更します。
記述の表示  メンバーの記述(作成日、変更日、保管、復元の日、レコード数など)を表示します。
保管 SAVOBJコマンドでそのファイルの保管を行います。
13 テキストの変更 CHGPGMコマンドでテキストの変更を行います。
15 モジュール作成 ILE−COBOLやILE−RPGなどの場合、モジュール作成を行います。
16 プロシージャー実行 メンバータイプがREXX、OCL36,などの場合、プロシージャーを実行します。
17 SDAによる変更 STRSDAコマンドにより画面デザインを行います。
19 RLUによる変更 STRRLUコマンドにより印刷ファイルデザインを開始します。
25 文字列検索 文字列の検索を行います。
54 比較 CMPPFMコマンドにより、ソースのメンバーの比較を行います。
55 マージ MRGSRCコマンドにより、ソースのマージを行います。


Fキー

F1 ヘルプ 各フィールドにカーソルを置きF1を押すとヘルプメッセージが表示されます。
F3 終了 オブジェクトレベルの処理を終了します。PDMメニューに戻ります。
F4 プロンプト オプションフィールドにオプションを入力し、F4キーをおすとプロンプト画面が表示されます。
F5 最新表示 最新状態を表示します。
F6 作成 メンバーを新しく作成します。新規メンバー入力。
F9 コマンド複写 先に発行したコマンドを複写します。
F10 コマンド入力 コマンド入力画面に変わります。F12で戻ります。
F11 名前とタイプ表示 名前とタイプのみの表示形式に切替えします。再度のF11キーで戻ります。
F12 取り消し 処理するメンバーの指定の画面に戻ります。
F13 反復 オプション入力したフィールドから後ろ、同一オプションを繰り返しセットします。F5でリセット。
F14 日付の表示 タイプの代わりに日付を表示します。再度のF14で元に戻ります。
F15 日付の分類 日付の新しい順に分類表示します。再度のF15で元に戻ります。
F16 ユーザーオプション ユーザー定義オプション編集画面を表示します。
F17 サブセット 名前、タイプ、日付範囲、テキストの文字列でサブセットを作成表示します。
注:開発進捗状態を,テキストにA,B、Cなどで入力しておけば、状態がCのものだけを抜き出して表示できます。
F18 省略時の値の変更 省略時の値の変更の画面を表示します。(PDM省略時の値の変更を参照)
F21 リストの印刷 メンバー一覧表を印刷します。
F23 オプションの続き オプションの続きを表示します。
F24 Fキーの続き Fキーガイドの続きを表示します。

利用例:全件コンパイル

AS/400においてはファイルの改訂が行われたならば、レコードレイアウトのオフセットがずれているため、原則として
再度コンパイルをする必要があります。このようなとき、コンパイルのオプション14を入力し、とF13キーで全件に繰返し
オプション指定すれば、すべてのメンバーのコンパイルができます。
すなわち、メンバーが何千件あっても、ほとんど1アクションか2アクションで、全件のコンパイルが可能です。

利用例:システムの解析

しっかりした設計文書の残っていない業務処理システムにおいて、結果の数字が正しくないとき、どのプログラムが
原因なのかを特定することは、大変手間のかかる作業になります。
RPG-IIIでは、フィールドに値がセットされるのは、原則としてカラム43〜48の結果のフィールドだけなので、
オプション25を利用したグローバル検索を行うと、簡単に該当のフィールドに値をセットしているプログラムを限定でき、
システムの解析の手助けとなります。

利用例:プログラムの改定

開発者のソースと、本番用のソースとの2本だてになっているような場合、F14キーで変更日付を表示させ、F15キーで日付の若いもの順に表示させると、ソースの改定があったような場合に、バージョンを一致させるのに大変便利です。

利用例:プログラム一覧

各メンバーには、それぞれ50バイトのテキスト(注釈文)があります。一般にそのプログラムの機能などを入力しますが、
プロジェクト進行中は、このテキストの先頭か末尾に、開発状態(コンパイル完了、単体テスト完了のような)をセットする
ようにしておけば、F21キーのリスト機能によって、進捗管理表が簡単に作成できます。


PDM省略時の値

PDM処理をサポートする各種パラメータの省略時の値をF18キー変更設定できます。
F18を押すと次の画面が表示されます。
                                省略時の値の変更                               
                                                                               
  選択項目を入力して,実行キーを押してください。                               
                                                                               
    オブジェクト・ライブラリー. . . . . .   QTEMP         名前, *CURLIB, *SRCLIB        
    オブジェクトの置換え  . . .   Y             Y=YES, N=NO                    
    バッチでコンパイル  . . . .   N             Y=YES, N=NO                    
    バッチで実行  . . . . . . .   N             Y=YES, N=NO                    
    セッション省略値の保管  . .   Y             Y=YES, N=NO                    
    保管/復元オプション  . . .   1             1= 単一, 2= すべて            
    ジョブ記述  . . . . . . . .   QBATCH        名前, *USRPRF, リストは F4キー  
      ライブラリー  . . . . . .     *LIBL       名前, *CURLIB, *LIBL          
    タイプ および テキスト の変更 . .   N             Y=YES, N=NO                    
    オプション・ファイル  . . .   QAUOOPT       名前                           
      ライブラリー  . . . . . .     QGPL        名前, *CURLIB, *LIBL          
    メンバー  . . . . . . . . .   QAUOOPT       名前                           
    全画面モード  . . . . . . .   N             Y=YES, N=NO                  

説明
オブジェクト・
ライブラリー
メンバー処理の、コンパイルオプションのとき、オブジェクトの入るライブラリーを指定する。
オブジェクトの
置換え
Yとすると、同コンパイル結果がOKのとき、既存のオブジェクトにかえて置換えを指示します。
バッチでコン
パイル
Y:背景部でバッチコンパイル、N:前景部でコンパイル
バッチで実行 Y:背景部でバッチで実行、N:バッチで実行しない。
セッション省略値
の保管
Y:セッション終了後も保管、N:セッションの間のみ。
保管復元
オプション
1:個別に保管復元、2:保管復元をまとめて行う。
ジョブ記述 バッチモードで処理するときの、ジョブの処理方法を定義する記述を指定。
タイプ・テキスト
の変更
Y:一覧においてタイプ/テキストの変更入力を許す。N:入力を許さない。
オプションファイル ユーザーオプションを記録するファイルを指定します。標準はQGPL/QAUOOPTです。
全画面モード Y:オプションおよび、キーガイドを除き、一覧部分を多くした画面にします。


ユーザー定義オプション

PDMのメインメニューで9を選択するとユーザー定義オプションの処理ができます。
(あるいは各レベルの一覧の画面でF16を押しても同じ。)

                        ユーザー定義オプションの処理                   S123456 
                                                                                
  ファイル  . . . . :   QAUOOPT           メンバー  . . . . :   QAUOOPT         
   ライブラリー . . :     QGPL            位置指定  . . . . :                   
                                                                                
  オプションを入力して,実行キーを押してください。                              
   2= 変更     3= コピー     4= 削除     5= 表示                                
                                                                                
 OPT  オプション  コマンド                                                             
 _       @    @                                                                 
 _       W    WRKSPLF                                                           
 _      AP    ADDPRJLIBL PRJ(&ZP) GRP(&ZG) SCAN(&ZH) SCHPTH(&ZS)                
 _       C    CALL &O/&N                                                        
 _      CC    CHGCURLIB CURLIB(&L)                                              
 _      CD    STRDFU OPTION(2)                                                  
 _      CL    CHGCURLIB CURLIB(&N)                                              
 _      CM    STRSDA OPTION(2) SRCFILE(&L/&F) ??SRCMBR()                        
 _      CN    CRTCLPGM PGM(FBCOBJ/&N) SRCFILE(&L/QCLSRC)                        
                                                                       続く ... 
  コマンド                                                                      
 ===> _________________________________________________________________         
 F3= 終了              F4=プロンプト         F5= 最新表示       F6= 作成           
 F9= コマンドの複写    F10=コマンド 入力     F24= キーの続き                  

PDMのオプションが数字であるのに対し、ユーザー定義オプションは、2桁までの英字が使用可能です。
ユーザー定義オプションを作成するには、オプション3でコピーしておいて、編集するか、F6キーで新規作成として編集します。
編集するコマンドに変数が必要な場合は、以下の変数(抜粋)を使用できます。

&L ライブラリー名
&F ファイル名
&N リスト項目名(ライブラリー処理はライブラリー名、オブジェクト処理は
オブジェクト名、メンバー処理のときはメンバー名)
&T タイプ




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