| 画面設計サービスプログラム-２（ＳＤＡ） |
ＳＤＡは対話型で画面設計、ＤＤＳソースを作成することのできるを行うサービスプログラムです。
ここではＳＤＡのあらましを紹介します。
ＳＤＡによるメニューの作成
AS/400 画面設計機能 (SDA) 次の中から１つを選んでください。 1. 画面の設計 2. メニューの設計 3. 表示装置ファイルのテスト 選択項目またはコマンド ===> F1= ヘルプ F3= 終了 F4=ﾌﾟﾛﾝﾌﾟﾄ F9= コマンドの複写 F12= 取消し (C) COPYRIGHT IBM CORP. 1981, 1998.
ＳＤＡでメニューを作成する場合は、２番のメニューの設計を選択します。
次のような画面が表示されます。
メニュー設計ではMNUDDSとMNUCMDのタイプのソースが得られます。
メニューの設計 選択項目を入力して，実行キーを押してください。 原始ファイル . . . . . . . QMNUSRC 名前，リストは F4ｷｰ ライブラリー . . . . . . WRKLIB 名前， *LIBL, *CURLIB メニュー . . . . . . . . . MNU001 名前，リストは F4ｷｰ F3= 終了 F4=ﾌﾟﾛﾝﾌﾟﾄ F12= 取消し
ソースファイル名は任意ですが、ここではQMNUSRCを用意しています。
まず、メニューイメージの設計を行います。メニュー・イメージおよびコマンドの処理をＹとして実行キーをおすと
メニュー機能の指定 ファイル . . . . : QMNUSRC メニュー . . . . : MNU00 ライブラリー . : WRKLIB 選択項目を入力して，実行キーを押してください。 メニュー・イメージおよびコマンドの処理 . . . Y Y=YES, N=NO メニュー・ヘルプの処理 . . . . . . . . . . . N Y=YES, N=NO F3= 終了 F12= 取消し メニュー MNU00 は新しいメニューである。
次の、メニューの設計の画面が表示されます。画面は標準のメニュー・スタイルになっています。
ここで、各番号の個所にメニュー項目名を入力して行けばおわりです。追加、削除、移動の要領は先の
MNU00 MNU00 MENU 次の中から１つを選んでください : 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 選択項目またはコマンド F3= 終了 F10= コマンドの処理 F12= 取消し F13= コマンド区域 F20= 反転イメージ F24= キーの続き HELP を押して，正しい操作のリストを表示してください。
一般の画面イメージの設計の場合に同じです。
画面のイメージの設計の要領で、配置などを設計します。
MNU00 MNU00 MENU 次の中から１つを選んでください : 1. AAAAAAAAAA = 2. BBBBBBBBBB 3. CCCCCCCCCC 4. DDDDDDDDDD 5. EEEEEEEEEE - 6. FFFFFFFFFF 7. GGGGGGGGGG 8. HHHHHHHHHH 9. IIIIIIIIII 10. JJJJJJJJJJ- 選択項目またはコマンド F3= 終了 F10= コマンドの処理 F12= 取消し F13= コマンド区域 F20= 反転イメージ F24= キーの続き
フィールドの削除、追加やＤＢＣＳ文字の配置などは、画面のイメージの設計に同じです。
上の例では、メニュー番号６から１０までを、’＝’の位置に移動させています。
下図のように移動します。
MNU00 MNU00 MENU 次の中から１つを選んでください : 1. AAAAAAAAAA 6. FFFFFFFFFF 2. BBBBBBBBBB 7. GGGGGGGGGG 3. CCCCCCCCCC 8. HHHHHHHHHH 4. DDDDDDDDDD 9. IIIIIIIIII 5. EEEEEEEEEE 10. JJJJJJJJJJ 選択項目またはコマンド F3= 終了 F10= コマンドの処理 F12= 取消し F13= コマンド区域 F20= 反転イメージ F24= キーの続き
ＤＢＣＳ文字の配置は＠の対と、仮の文字列を入れ、実行キーを押します。
1. @11223344@ 2. BBBBBBBBBB 3. CCCCCCCCCC 4. DDDDDDDDDD 5. EEEEEEEEEE
＠はシフトコードに変換され、仮の文字列は下線に変換されます。
1. s＿＿＿＿s 2. BBBBBBBBBB 3. CCCCCCCCCC 4. DDDDDDDDDD 5. EEEEEEEEEE
下線部分にＤＢＣＳ文字を入力します。
1. 受注処理 2. BBBBBBBBBB 3. CCCCCCCCCC 4. DDDDDDDDDD 5. EEEEEEEEEE
メニューコマンドの定義はＦ１０キーを押して行います。Ｆ１０キーを押すと、次のような画面にかわります。
メニュー・コマンドの定義 メニュー . . . : MNU00 メニューへの位置指定オプション . __ コマンドを入力して，実行キーを押してください。 ｵﾌﾟｼｮﾝ ｺﾏﾝﾄﾞ 01 02 03 04 05 06 07 続く .. F3= 終了 F11=ｵﾌﾟｼｮﾝ だけの定義 F12= 取消し F24= キーの続き
ここでは、メニューの番号が選択されたとき実行されるコマンドを定義して行きます。
ＧＯはメニューを呼出するコマンドです。
メニュー・コマンドの定義 メニュー . . . : MNU00 メニューへの位置指定オプション . __ コマンドを入力して，実行キーを押してください。 ｵﾌﾟｼｮﾝ ｺﾏﾝﾄﾞ 01 GO MENU01 02 GO MENU02 03 GO MENU03 04 GO MENU04 05 GO MENU05 06 GO MENU06 07 GO MENU07 続く .. F3= 終了 F11=ｵﾌﾟｼｮﾝ だけの定義 F12= 取消し F24= キーの続き
コマンドを定義して実行キーをおすとメニュー設計の画面に戻ります。
Ｆ３キーで終了します。
MNU00 MNU00 MENU 次の中から１つを選んでください : 1. AAAAAAAAAA 6. FFFFFFFFFF 2. BBBBBBBBBB 7. GGGGGGGGGG 3. CCCCCCCCCC 8. HHHHHHHHHH 4. DDDDDDDDDD 9. IIIIIIIIII 5. EEEEEEEEEE 10. JJJJJJJJJJ 選択項目またはコマンド _ F3= 終了 F10= コマンドの処理 F12= 取消し F13= コマンド区域 F20= 反転イメージ F24= キーの続き
さらにＦ３キーで終了すると、ＳＤＡメニュー終了の画面に変わります。
メニュー機能の指定 ファイル . . . . : QMNUSRC メニュー . . . . : MNU00 ライブラリー . : WRKLIB 選択項目を入力して，実行キーを押してください。 メニュー・イメージおよびコマンドの処理 . . . N Y=YES, N=NO メニュー・ヘルプの処理 . . . . . . . . . . . N Y=YES, N=NO F3= 終了 F12= 取消し
メニュー原始の保管をＹ、メニュー・オブジェクトの作成をＹとして実行キーをおします。
SDA メニューの終了 ファイル . . . . : QMNUSRC DDS メンバー . . . . : MNU00 ライブラリー . : WRKLIB コマンド・メンバー . : MNU00QQ 選択項目を入力して，実行キーを押してください。 新しいかまたは更新されたメニュー原始の保管 Y Y=YES, N=NO 選択項目 Y=YES の場合： 原始ファイル . . . . . . . . . . . QMNUSRC 名前 , リストは F4ｷｰ ライブラリー . . . . . . . . . . WRKLIB 名前 , *LIBL, *CURLIB テキスト . . . . . . . . . . . . . メニュー・メンバーの置換え . . . . Y Y=YES, N=NO メニュー・オブジェクトの作成 . . . . . Y Y=YES, N=NO 選択項目 Y=YES の場合： パラメーターのプロンプト . . . . . Y Y=YES, N=NO オブジェクト・ライブラリー . . . . WRKLIB 名前 , *CURLIB メニュー・オブジェクトの置換え . . Y Y=YES, N=NO F3= 終了 F4=ﾌﾟﾛﾝﾌﾟﾄ F12= 取消し
必要あればパラメータのプロンプトをＹとすると次の画面（ＣＲＴＭＮＵコマンドのプロンプト）が表示されます。
ライブラリーやファイルなどの変更をします。
さらに実行キーを押すと、最初のメニューの設計の画面に戻ります。
メニューの設計 選択項目を入力して，実行キーを押してください。 原始ファイル . . . . . . . QMNUSRC 名前，リストは F4ｷｰ ライブラリー . . . . . . WRKLIB 名前， *LIBL, *CURLIB メニュー . . . . . . . . . MNU00 名前，リストは F4ｷｰ F3= 終了 F4=ﾌﾟﾛﾝﾌﾟﾄ F12= 取消し メニュー MNU00 は WRKLIB/QMNUSRC に保管され WRKLIB でコンパイルされた。 +
生成されるソースとオブジェクトはそれぞれつぎのとおりです。
ソース OPT ﾒﾝﾊﾞｰ ﾀｲﾌﾟ ﾃｷｽﾄ MNU00 MNUDDS MNU00QQ MNUCMD
オブジェクト OPT ｵﾌﾞｼﾞｪｸﾄ ﾀｲﾌﾟ 属性 ﾃｷｽﾄ MNU00 *MSGF MNU00 *FILE DSPF MNU00 *MENU DSPF
ＨＥＬＰキーを押したときにヘルプ画面を表示させることもできます。
さきのメニュー機能の指定の画面で、メニュー・ヘルプの処理を’Ｙ’とします。
ここでは紹介を省略します。
こうして作成されたメニュー画面は、ＳＤＡのメニューや、ＰＤＭのメニューのようなスタイルをしています。
すなわち、メニュー番号だけでなく、コマンドも受け付けてしまうので、勝手のわかった人ならば
各種コマンドの入力が可能ということです。
セキュリティの面からは使用できるコマンドの制限、など別の考慮をしておかねばなりません。
もどる 目次
（Ｃ）ＣＯＰＹＲＩＧＨＴ ＩＳＨＩＯＫＡ ＫＡＴＳＵＨＩＤＥ ， ２０００-２００１