AS/400各種コマンド |
このページではAS/400を操作する上でよく使われるコマンドを紹介します。
権限のないユーザーでは使用できないコマンドもあります。
コマンドのくわしい使い方を調べるには、コマンド+F4キーでプロンプト画面を表示させて下さい。
日常操作コマンド
CHGJOB JOBの変更
該当のジョブに関連付けられた印刷装置、出力待ち行列、ジョブ日付など、ジョブの変更をします。
ジョブとは、サインオンからサインオフまで、あるいは、サブミットの単位をいいます。
例−1:ジョブのOUTQを2パーツ用の出力待ち行列に変更
CHGJOB OUTQ(QPRINT2)
例−2:ジョブの日付を2002年10月23日に変更
CHGJOB DATE(021023)
DSPMSG メッセージ表示
例−1:その端末ジョブへのメッセージを表示
DSPMSG
例−2:操作員メッセージの表示
DSPMSG QSYSOPR
パラメータOUTPUT(*PRINT)をつけると、印刷待ち行列へ出力されます。
PWRDWNSYS パワーダウン
システム電源の遮断をします。
例:
PWRDWNSYS *IMMED
即時処理で、終結処理が開始され、パワーオフとなります。(参考:GO POWER)
SBMJOB 背景部へジョブのサブミット(投入)
背景部で実行するバッチジョブを投入します。
例−1:プログラムPGM1を背景部に投入
SBMJOB CMD(CALL PGM1)
例−2:プログラムPGM2は13時20分に開始するようスケジュールされます。
SBMJOB CMD(CALL PGM2 PARM(AAA)) SCDTIME(132000)
SNDMSG メッセージ送信
表示装置から別の表示装置へ「即時メッセージ」を送信します。
例:
SNDMSG MSG('MSG-TEXT....') TOUSR(USER1)
SNDBRKMSG 中断メッセージ送信
メッセージを1つまたは複数のワークステーション・メッセージ待ち行列に送ります。
このコマンドによって,即時メッセージは常に中断モードで転送されます。
メッセージを受け取ると,メッセージ待ち行列の転送モード,重大度,および中断処理プロ
グラムの設定にかかわりなく,そのメッセージ用の DSPMSG 画面が表示されます。
例:
SNDBRKMSG MSG('MSG-TEXT....') TOUSR(USER1)
WRKACTJOB 活動ジョブの処理
例:
WRKACTJOB
活動中のジョブの一覧が表示され、権限があれば強制終了などをさせることができます。
WRKCFGSTS 構成状況処理
回線や装置の構成状況の処理をします。
WRKDEVD AAA*** AAAで始まる装置記述の処理
装置記述の処理をします。
例:
装置記述の処理 システム : S1234567 位置指定 . . . . . . . 開始文字 オプションを入力して,実行キーを押してください。 2= 変更 3= コピー 4= 削除 5= 表示 6= 印刷 7= 名前の変更 8= 状況の処理 9= ソースの検索 OPT 装置 タイプ テキスト PRTKB 5553 S1234567 の装置が作成された。 PRTKB4 5553 S1234567 の装置が作成された。 終り パラメーターまたはコマンド ===> F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F6= 作成 F9=コマンド の複写 F12= 取消し F14= 状況処理
WRKJOB ジョブに関する処理
ジョブに関する作業をします。以下のようなメニューが表示され処理を選択できます。
1. ジョブ状況属性の表示
2. ジョブ定義属性の表示
3. ジョブ実行属性の表示(活動状態の場合)
4. スプール・ファイルの処理
10. ジョブ・ログの表示(活動状態またはジョブ待ち行列上の場合)
11. 呼出しスタックの表示(活動状態の場合)
12. ロックの処理(活動状態の場合)
13. ライブラリー・リストの表示(活動状態の場合)
14. オープンされたファイルの表示(活動状態の場合)
15. ファイル一時変更の表示(活動状態の場合)
16. コミットメント制御状況の表示(活動状態の場合)
注:活動状態とはジョブが実行中の場合をいう。
WRKOUTQ QPRINT 出力待ち行列の処理
QPRINTの一覧を表示し、オプションにより以下のような処理をします。(参考:WRKSPLF)
1= 送信 2= 変更 3= 保留 4= 削除 5= 表示 6= 解放 7= メッセージ 8= 属性 9= 印刷状況の処理
WRKSBMJOB バッチ投入ジョブの処理
バッチとして背景部に投入したジョブの処理をします。
待ち行列の状態をみたり、実行中の状態をみたり、印刷出力を表示させたりできます。
WRKSPLF スプール・ファイル処理
自分ジョブのすべてのスプールファイルの処理を行います。
WRKOUTQと似ていますが、印刷装置/待ち行列がどれであっても、自分のものは全て表示します。
WRKWTR 書出しプログラムの処理
各々の印刷装置に対応した書出しプログラム(WTR)の開始、終了、保留、開放、メッセージ表示などの処理をします。
例−1:全ての印刷装置の処理
WRTWTR
例−2:PRTで始まる印刷装置の処理
WRTWTR PRT*
システム開発・保守
ADDLIBLE ライブラリーリストに追加
ライブラリーリストに指定ライブラリーを追加します。
例−1:WRKLIBをリストの先頭に追加
ADDLIBLE WRKLIB
例−2:WRKLBをリストの最後に追加
ADDLIBLE WRKLIB *LAST
例−3:WRKLBをライブラリーQTEMPの後に追加
ADDLIBLE WRKLIB POSITION(*AFTER QTEMP)
CHGJOB ジョブの変更
該当ジョブに関連付けられた印刷装置、出力待ち行列、ジョブ日付など、ジョブの変更をします。
例−1:出力待ち行列変更
CHGJOB OUTQ(QPRINT2)
例ー2:ジョブ日付とジョブスイッチ(いわゆるUPSI)の変更
CHGJOB DATE(001025) SWS(01010000)
CHGPF 物理ファイル変更
メンバーの最大数、メンバーのサイズ(初期値、増分、増分追加回数)などを変更します。
例:
CHGPF FILE(WRKLIB/420) SIZE(30000 4000 5)
この例では、初期サイズをレコード30、000件分、追加サイズを4、000件分、追加回数を5回に
変更しています。省略値はそれぞれ、10,000件、1,000件、3回です。
CHGPFM 物理ファイルメンバー変更
メンバータイプ、テキストなどの変更をします。
CLRPFM 物理ファイルクリア
物理ファイルのメンバーのレコードを0件の状態にします。
ファイルの削除や、メンバーの削除ではありません。
メンバーの削除コマンドはRMVMです。
例:
CLRPFM FILE(M420)
CMPPFM ファイルの比較
ファイルのメンバー同士の比較を行います。
例:
CMPPFM NEWFILE(WRKLIB/NEW1) NEWMBR(MBR1) -
OLDFILE(WRKLIB/OLD1) OLDMBR(MBR1) OUTPUT(*PRINT)
OUTPUTは*(画面)、*PRINT(印刷),*OUTFILE(ファイル)が
選択できます。
CPYF ファイルのコピー
ファイル・コピーをします。次のような組合せがあります。
物理/論理ファイル → 物理ファイル/外部装置
テープ/FD → 物理ファイル/外部装置
ソース/データファイル → 外部装置/外部装置
例−1:ファイルM420のコピーを作っています。
CPYF FROMFILE(M420) TOFILE(WRKLIB/M420S) CRTFILE(*YES)
例−2:ファイルM420の16進表示での印刷をしています。
CPYF FROMFILE(M420) TOFILE(*PRINT) OUTFMT(*HEX)
例−3:ソースファイルのメンバーM420をファイルM420へコピーしています。
CPYF FROMFILE(WRKLIB/QDATSRC) TOFILE(WRKLIB/M420) FROMMBR(M420) -
MBROPT(*REPLACE) FMTOPT(*CVTSRC)
CPYSRCPF ソースファイルのコピー
例:
CPYSRCF FROMFILE(NKKSRC/QLBLSRC) TOFILE(WRKLIB/QCBLLESRC) FROMMBR(CONV*) -
TOMBR(CONV) MBROPT(*ADD)
CONVで始まる全てのソースメンバー(複数)をCONVという1個のメンバーとして、コピーしています。
CRTBNDCBL ILE−COBOLのコンパイル
例:
CRTBNDCBL PGM(WRKLIB/LM420B) SRCFILE(WRKLIB/QCBLLESRC)
CRTCLPGM CLプログラムのコンパイル
例:JOBM420というメンバーのコンパイル
CRTCLPGM PGM(WRKLIB/JOBM420) SRCFILE(WRKLIB/QCLSRC)
CRTDSPF 画面ファイルの作成
例:
CRTDSPF FILE(WRKLIB/RM420S) SRCFILE(WRKLIB/QDDSSRC)
画面ファイルRM420Sを作成しています。
CRTLF 論理ファイルの作成
例:
CRTLF FILE(WRKLIB/M420L02) SRCFILE(WRKLIB/QDDSSRC)
論理ファイルM420L02を作成しています。
基礎になる物理ファイルがライブラリー・リストに存在していなければなりません。
CRTPF 物理ファイルの作成
例:
CRTPF FILE(WRKLIB/M420) SRCFILE(WRKLIB/QDDSSRC)
物理ファイルM420を作成しています。
CRTPRTF 印刷ファイルの作成
例−1:標準ページ仕様で作成
CRTPRTF FILE(WRKLIB/LM420P) SRCFILE(WRKLIB/QDDSSRC)
印刷ファイルLM420Pを標準ページ仕様で作成しています。
標準:1ページ66行、132桁、カラムピッチ10文字/インチ、オーバーフロー行60
例−2:ページ仕様を変えて作成
CRTPRTF FILE(QTEMP/LM420P) SRCFILE(WRKLIB/QDDSSRC) -
PAGESIZE(66 198) CPI(15) OVRFLW(62)
1ページ66行、198桁、カラムピッチ15文字/インチ、オーバーフロー行62で
作成しています。
CRTRPGPGM RPGVのコンパイル
例−1:RM420のコンパイル
CRTRPGPGM PGM(WRKLIB/RM420) SRCFILE(WRKLIB/QRPGSRC)
例−2:10進データエラー検出無視の場合
CRTRPGPGM PGM(QTEMP/RM420) SRCFILE(WRKLIB/QRPGSRC) IGNDECERR(*YES)
RPGでは10進データとして解釈できないデータがあった場合、(例えば、IFで数値とブランクを比較した場合、
10進データエラーになる)、そうであっても無視して実行を続けさせることができます。
CVTRPGSRC RPGVをRPGW(ILE−RPG)に変換
RPGVをRPGW(ILE−RPG)に変換します。
例:
CVTRPGSRC FROMFILE(WRKLIB/QRPGSRC) FROMMBR(AAA) TOFILE(WRKLIB/QRPGLESRC)
変換の記録をいれるための、ソースファイルQRNCVTLGが別に必要です。
このソースファイルのレコード長さは210197バイトです。
このファイルはライブラリーQGPLQRPGLEにQARNCVTLGのファイル名であるので、
自分のライブラリーへQRNCVTLGとしてコピーして使用することをお勧めします。
注:RPGWからRPGVへの逆変換はできません。
DLTF ファイル削除
例:M420の削除
DLTF FILE(WRKLIB/M420)
物理ファイル、論理ファイル、画面ファイル、印刷ファイルなどを削除します。
注:その物理ファイルを基礎としている論理ファイルがあるときは、その物理ファイルは
削除できません。一度論理ファイルを全て削除してから、物理ファイルを削除します。
DLTOVR 一時変更取消。
例−1:FILE1の一時変更取消
DLTOVR FILE(FILE1)
一時変更はOVRDBFコマンドで行います。
例−2:全ての一時変更を取消
DLTOVR FILE(*ALL)
DSPDBR データベース関係表示
例:
ファイルの仕様、所在などデータベースの情報を表示します。
物理ファイルの場合は、それを基礎としている論理ファイルも表示します。
次のような表示がえられます。
(抜粋)
仕様 ファイルのタイプ . . . . . . . . . . . . . : 物理 ファイル . . . . . . . . . . . . . . . . . : M420 ライブラリー . . . . . . . . . . . . . . : WRKLIB メンバー . . . . . . . . . . . . . . . . : *NONE レコード様式 . . . . . . . . . . . . . . : *NONE 従属ファイルの数 . . . . . . . . . . . . : 2 指定した ファイル に従属する ファイル 従属ファイル ライブラリー 従属性 JREF 制約 M420L01 WRKLIB データ M420L02 WRKLIB データ
DSPFD ファイル記述の表示
キーの情報などアクセスパスの情報やメンバー個別のレコード数、サイズなどファイル
記述を表示します。
例:
DSPFD FILE(M420)
DSPFFD ファイル・フィールド記述表示
ファイルのフィールドレイアウトの記述を表示します。
例:
DSPFFD FILE(M420)
(抜粋)
次のような表示がえられます。OUTPUTパラメータを指定すれば、ファイルに出力することもできます。
フィールド・レベル情報 データ フィールド バッファー バッファー フィールド 欄の フィールド タイプ 長 長 位置 使用法 見出し TKSTS CHAR 1 1 1 共用 状態 フィールド・テキスト . . . . . . . . . . : 状態 コード化文字セット識別コード . . . . . : 290 TKTKNO CHAR 5 5 2 共用 得意先 フィールド・テキスト . . . . . . . . . . : 得意先 コード化文字セット識別コード . . . . . : 290 TKNMKJ 混用 42 42 7 共用 得意先名 フィールド・テキスト . . . . . . . . . . : 得意先名 コード化文字セット識別コード . . . . . : 5026 TKNMKN CHAR 20 20 49 共用 得意先カ フィールド・テキスト . . . . . . . . . . : 得意先カナ名
DSPOBJD オブジェクト記述の表示
テキストなどユーザー定義の情報、作成情報、変更/使用状況情報、保管復元情報などを
表示します。プログラムやファイルの素性を調べるのに便利です。
例:
DSPOBJD OBJ(M420) OBJTYPE(*FILE)
DSPOVR 一時変更表示
OVRDBF,OVRPRTF,OVRDSPFなどによる一時変更を表示します。
例:
DSPOVR FILE(*ALL)
DSPPFM 物理ファイルメンバー表示
物理ファイルのメンバーのレコードデータを表示します。F10キーを押すと、16進表示に切り替わります。
例:
DSPPFM FILE(M420)
EDTLIBL ライブラリー・リスト編集
ライブラリー・リストの編集画面により順番変更、リストへの追加、リストからの除去などを行います。
例:
EDTLIBL
ライブラリー・リスト編集 新規/変更情報を入力して,実行キーを押してください。 ライブラリーを追加するためには,名前と必要な順序番号を入力してください。 ライブラリーを取り除くためには,ライブラリー名をスペースにしてください。 ライブラリーの位置を変更するためには,新しい順序番号を入力してください。 順序 順序 順序 番号 ライブラリー 番号 ライブラリー 番号 ライブラリー 010 _________ 120 230 020 QTEMP 130 240 030 WRKLIB 140 250 040 QGPL 150 050 QEVX 160 060 RPGTOOL 170 070 180 080 190 090 200 100 210 110 220 F3= 終了 F5= 最新表示 F12= 取消し
バージョンによっては項目数が増えています。
ENDDBG デバッグモード終了
STRDBGで開始したデバッグ・セッションのモードを終了させます。
ENDS36
STRS36で開始したS/36エミュレーション・モードを終了させます。
OVRDBF データベース一時変更
例:
OVRDBF FILE(SYSIN) TOFILE(WRKLIB/QDATSRC) MBR(DATA1)
プログラムのSYSINというファイルを一時的に、WRKLIB/QDATSRCの
ソースファイルのメンバーDATA1に変更しています。
RCLACTGRP リサイクル活動化グループ
活動化グループの資源を再利用できるようにします。
例:
RCLACTGRP ACTGRP(*ELIGIBLE)
RCLRSC 資源再利用
使用される予定のない、メモリーやファイルを再利用できるようにします。
例:
RCLRSC OPTION(*ABNORMAL)
RGZPFM 物理ファイル・メンバー再編成
物理ファイルのメンバーから削除レコードを除去し、ファイルの再編成をします。
これにより、レコードの読取りの効率が向上します。よく更新されるファイルは通常、朝一番でこの処理をします。
例:WRKLIBのファイルM420を再編成
RGZPFM FILE(WRKLIB/M420)
SLTCMD コマンドの選択表示
コマンドの一覧画面を表示し、選択します。選択すると、そのコマンドのプロンプト画面が表示されます。
例:CRTで始まるコマンドを選択表示
SLTCMD CMD(CRT*)
CRT*のかわりに*ALLとすると全てのコマンドが選択表示されます。
STRDBG デバッグ開始
例:ライブラリーWRKLIBのプログラムPGM1のデバックを開始します。
STRISDB PGM(WRKLIB/PGM1) UPDPROD(*YES) INVPGM(*NO)
PGM1のデバッグを開始しています。UPDPROD(*YES)は*PRODタイプの
ライブラリーのファイルを更新できるように指定しています。
STRDFU データ・ファイル・ユーティリティー(DFU)の開始
DFUを開始させます。
例:
STRDFU
STRISDB ISDBデバッガーの開始
ソース表示型のISDBデバッガーを開始させます。
RPG,CL,CBLのタイプのみ利用できます。統合言語環境(ILE)の言語には使用できません。
例:
STRISDB WRKLIB/PGM1 *YES *NO
STRPDM プログラム開発管理機能(PDM)ユーティリティー開始
PDMを開始させます。
例:
STRPDM
STRQRY QUERY開始
QRYを開始させます。
例:
STRQRY
STRSDA 画面設計援助(SDA)ユーティリティーの開始
SDAを開始させます。
例:
STRSDA
STRS36 システム /36環境セッション開始
システム /36環境のエミュレーション・モードを開始します。
例:
STRS36
UPDDTA 一時プログラムでのデータ更新
DFUの一時プログラムでのデータ更新を行ないます。
例:
UPDDTA FILE(WRKLIB/M420)
上記コマンドで次のような画面が表示されます。
ファイル中のデータ処理 モード . . : 変更 様式 . . . . : M420R ファイル . : M420 得意先 : 11110 状態 : 得意先名 : 得意先110・・・・・・・・・・・・・; 得意先カナ名 : トクイサキ110-----------; TEL : 03-1111-1100 担当営業 : 1111 フラグ : 売上実績 : 10000 F3= 終了 F5= 最新表示 F6= 様式の選択 F9= 挿入 F10= 入力 F11= 変更
保管・復旧
CRTSAVF 保管ファイル作成
ライブラリー全体を、1個の保管ファイルに入れることができます。
ただし、保管ファイルを作成しただけでは、保管(save)したことにはなりません。
例:
CRTSAVF FILE(WRKLIB/SAV001) TEXT('SAVE-FILE 2000.10')
保管ファイルSAV001を作成しています。保管ファイルの削除はDLTFコマンドです。
DSPLIB ライブラリーの内容表示
例−1:WRKLIBの画面への表示
DSPLIB LIB(WRKLIB)
例−2:印刷の形での出力。
DSPLIB LIB(WRKLIB) OUTPUT(*PRINT)
DSPTAP テープ内容の表示
テープ内容のボリューム・ラベルおよびデータ・ファイル・ラベル、または、保管した各オブジェクトの
要約情報を表示します。
例−1:ラベル表示
DSPTAP DEV(TAP01)
例−2:ブジェクトの要約情報を表示
DSPTAP DEV(TAP01) DATA(*SAVRST)
テープ装置は、ほとんどの場合、TAP01,TAP02,...のように識別名がつけられています。
INZTAP テープの初期化
テープの初期化を行います。
例:
INZTAP DEV(TAP01) NEWVOL(AAA) NEWOWNID(BBB) CHECK(*NO) DENSITY(*QIC120)
テープの密度は、テープ装置のハードの性能に依存します。
SAVLIB ライブラリーの保管
ライブラリーを保管します。
例−1:WRKLIBの保管
SAVLIB LIB(WRKLIB) DEV(TAP01)
例−2:複数のライブラリーの保管
SAVLIB LIB(AALIB BBLIB CCLIB) DEV(TAP01)
例−3:保管ファイルへの保管
SAVLIB LIB(WRKLIB) DEV(*SAVF) SAVF(SVLIB/SAV001)
保管はテープ装置だけでなく、「保管ファイル」という特殊なファイルへ保管することもできます。
SAVOBJ オブジェクトの保管
オブジェクトを個別に保管します。
例−1:オブジェクトM420の保管
SAVOBJ OBJ(M420) LIB(WRKLIB) DEV(TAP01)
例−2:AAAで始まるオブジェクト全ての保管
SAVOBJ OBJ(AAA*)
例ー3:全オブジェクトの保管ファイルへの保管
SAVOBJ OBJ(*ALL) DEV(*SAVF) SAVF(SVLIB/SAV001)
RSTLIB ライブラリーの復元
例−1:TAP01からWRKLIBの復元、WRKLIBへ
RSTLIB SAVLIB(WRKLIB) DEV(TAP01)
例−2:TAP01からWRKLIBの復元、TOLIBへ
RSTLIB SAVLIB(WRKLIB) DEV(TAP01) RSTLIB(TOLIB)
例−3:復元先に存在しないオブジェクトのみ復元
RSTLIB SAVLIB(WRKLIB) DEV(TAP01) OPTION(*NEW) RSTLIB(TOLIB)
例−4:保管ファイルからのオブジェクト復元
RSTLIB SAVLIB(WRKLIB) DEV(*SAVF) SAVF(SVLIB/SAV001)
RSTOBJ 保管されたオブジェクトの復元
例−1:TAP01からオブジェクトM420の復元
RSTOBJ OBJ(M420) SAVLIB(WRKLIB) DEV(TAP01)
例−2:TAP01から復元先に存在しない,AAAで始まる名のオブジェクトのみ復元
RSTOBJ OBJ(AAA*) SAVLIB(WRKLIB) DEV(TAP01) OPTION(*NEW)
例−3:TAP01から復元先に存在しない、AAAで始まる名のオブジェクトをTOLIBへ復元。
RSTOBJ OBJ(AAA*) SAVLIB(WRKLIB) DEV(TAP01) OPTION(*NEW) RSTLIB(TOLIB)
FTPを利用した保管ファイルの交換
E−mailの添付ファイルとftpを利用して保管ファイルを保管・転送・復元します。
以下の例ではライブラリーTRNLIBを転送しています。
AS/400(A) →
手順1PCファイル
↓ 手順2 E−mail(添付ファイル)
AS/400(B) ←
手順3PCファイル
手順1:保管ファイルをPCにダウンロード
1)DOS窓を開き、FTPモードに入ります。
2)予め用意してある保管ファイルをPCにダウンロードします。
C:\>ftp -n ftp> open 172.16.0.30 connected to 172.16.0.30 220 - QTCP AT 172.16.0.30. 220 CONNECTIONWILL CLOSE IF IDLE MORE THAN 5 MINUTES ftp> user qpgmr qpgmr 331 ENTER PASSWORD. 230 QPGMR LOGED ON. ftp> bin 200 REPRESENTATION TYPE IS BINARY IMAGE. ftp> get wrklib/trnlib.trnlib a:\trnlib.bin 200 PORT SUBCOMMAND SUCCESSFUL. 150 RETRIEVING MEMBER TRNLIB IN FILE TRNLIB IN LIBRARY WRKLIB. 250 FILE TRANSFER COMPLETED SUCCESSFULLY. 41712 bytes recieved in 8.83 seconds(4.72 kbytes/sec) ftp> bye 221 QUIT SUBCOMMNAD
DOSのftpコマンドで指定するインターネットのアドレスは、WRKTCPSTSコマンドで取得できます。
WRKTCPSTS *IFC
TCP/IP インターフェース状況の処理 システム : S1234567 オプションを入力して,実行キーを押してください。 5= 明細の表示 8= 関連経路の表示 9= 開始 10= 終了 12= 構成状況の処理 14=マルチキャスト・グループ の表示 OPT インターネット・アドレス ネットワーク・アドレス 回線記述 インターフェース状況 127.0.0.1 127.0.0.0 *LOOPBACK 活動中 172.16.0.30 172.16.0.0 ETHERLINE 活動中
手順2:E−mailに添付して転送。
省略します。
手順3:PCからAS/400にアップロード
1)前準備として、空の保管ファイルを用意しておきます。
2)FTPモードに入り、ダウンロードの個所のgetコマンドの代わりに、putコマンドを使用します。
ftp> put a:¥trnlib.bin wrklib/trnlib.trnlib
注1: a:¥trnlib.bin ・・・で¥を省略するとうまくいかないことがあります。
注2: ウィルスセキュリティチェックが稼動していると get/put のコマンドがインターセプトされてしまうことがあります。
環境設定
CLRLIB ライブラリーのクリア
オブジェクトを0件にします。
例:
CLRLIB LIB(WRKLIB)
CRTLIB ライブラリーの作成
例−1:テスト用ライブラリーの作成
CRTLIB LIB(WRKLIB) TYPE(*TEST) TEXT('FOR PROJECT AAA')
例−2:本番用ライブラリーの作成
CRTLIB LIB(PRDLIB) TYPE(*PROD) TEXT('FOR PROJECT BBB')
CRTSRCPF ソースファイル作成
例−1:RPGV用ソースファイルの作成
CRTSRCPF FILE(WRKLIB/QRPGSRC) IGCDTA(*YES) TEXT('RPGV用')
例−2:RPGW用ソースファイルの作成
CRTSRCPF FILE(WRKLIB/QRPGLESRC) RCDLEN(112) IGCDTA(*YES) TEXT(' RPG用 ')
DLTLIB ライブラリー削除
例:WRKLIBの削除
DLTLIB LIB(WRKLIB)
GO CLEANUP 終結処理設定メニュー
終結処理設定のメニューを表示します。JOBLOGなどの保存期間の設定などができます。
どうかすると、AS/400導入時からのJOBOLOGが、けされないままになっていたりすることが
あるので、一度はチェックしておいて下さい。
GO POWER 電源オンおよび電源オフ・タスク
電源オンおよび電源オフ・タスクメニュー呼出。週単位の電源オンオフのスケジュールの設定ができます。
例:
GO POWER
WRKDEVD 装置記述の処理
装置記述の処理画面の呼出
例−1:全ての記述の処理
WRKDEVD DEVD(*ALL)
例−2:QPADEVで始まる全ての装置記述の処理
WRKDEVD DEVD(QPADEV*)
WRKCFGSTS 構成状況の処理
装置構成状況の表示・変更・削除などができます。AS/400では装置は原則、プラグアンドプレイです。
例
WRKCFGSTS CFGTYPE(*DEV)
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